妊娠中期(22週)以降の注意点

過度な心配は不要ですが妊娠中期、後期は以下のような妊娠合併症を伴うことがあります。

出血や腹痛等ある場合は、夜間・休日であれば各緊急連絡先または分娩施設にご連絡をお願いいたします。

 

切迫早産

正常な時期(妊娠37週以降)より早くお産になる可能性のある状態です。頻回の子宮収縮や子宮の入り口(頸管長)が短くなるなど、早産となる可能性が高い状態をさします。
症状としては、出血、下腹部痛、腰痛、子宮収縮(おなかが張る・子宮が硬くなる)などです。破水を伴うこともあります。対処法は、安静を保つことが第一です。できるだけ安静にし、安静にしてもおなかの張りがひどくなる場合や、痛みを伴う、出血があるときには、必ず病院にご連絡ください。

前期破水

「破水」とは赤ちゃんと羊水を保持している膜(卵膜)が破れ、羊水が膣内に漏れ出てくる状態を言います。「前期破水」とは、お産が始まる前に卵膜が破れ、羊水が流れ出ることを言います。破水した場合には、陣痛が生じやすくなり妊娠の維持が難しくなります。そのため、妊娠37週以前の破水は切迫早産につながります 。症状としては、水風船が割れた時のように多量の温かい分泌物が急に流れてくる感じがします。また、尿失禁のようにショーツが少し濡れる程度のこともあり、この場合は、尿や水っぽいおりものと区別しにくくなります。破水かな、と思ったら、清潔な大き目のナプキンを当ててすぐに病院にご連絡ください。膣分泌物の性状などから破水かどうかを判断します。

妊娠高血圧症候群

妊娠20週から分娩後12週までの間に高血圧が生じる状態を「妊娠高血圧症候群」と言います。高血圧(140以上/90以上)と尿たんぱくがみられる状態です。重症化すると妊婦さんや赤ちゃんの生命にかかわります。急に症状が悪化することがあり、頭痛、悪心、目がちかちかするといった症状がある場合は要注意です。全妊婦の3~4%でおこり、妊娠前から血圧が高い方、肥満や妊娠中の著しい体重増加、高齢妊娠、家族歴、糖尿病、喫煙、塩分の摂りすぎなどでリスクが高まります。

※HELLP症候群:妊娠高血圧症候群に伴って発症することが多く、症状として、突然の上腹部痛やみぞおちの痛み、疲労感・倦怠感、嘔気・嘔吐などがあります。

妊娠糖尿病

妊娠中はそれまで指摘されていなくても糖尿病のような状態になり、食事療法や血糖管理が必要となることがあります。適切な時期に検査を行い、速やかに対処すれば、赤ちゃんや妊婦さんへのリスクを抑えることができます。当院では妊婦健診⑥で妊糖尿病のスクリーニング検査を行っています。

常位胎盤早期剥離

通常、胎盤は赤ちゃんが生まれた後に子宮の壁からはがれます。正常な位置に付着している胎盤が、出産前に子宮の壁からはがれてしまうことを「常位胎盤早期剥離」と言います。
代表的な症状は、突然下腹部痛がおこり軽快しない、出血がある、お腹が板のように硬くなる、気分が悪く吐き気がする、下痢、背中の痛み、胎動がない等です。
常位胎盤早期剥離が疑われる場合は、速やかに分娩することが原則です。すぐに対応しなければ赤ちゃんと妊婦さんご自身に生命の危険が及びます。心配な症状がある場合には、すぐに病院にご連絡ください。

 

前置胎盤・低置胎盤

正常な胎盤は子宮口(子宮の出口)から離れて位置しています。胎盤が子宮口をふさいでいる場合を「前置胎盤」、胎盤が子宮口をふさいではいないものの、胎盤が子宮口に近接している場合を「低置胎盤」と言います。
痛みを伴わない突然の性器出血が特徴的な症状です。当院では20週と30週で、エコーにて診断します。医師から胎盤の位置が子宮口に近いと指摘されている方は、出血があったら病院にご連絡ください。なお、前置胎盤では帝王切開分娩となります。

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