更年期障害

更年期とは

閉経の前後5年間程度の約10年間を更年期と言います。この期間は、女性ホルモンの分泌量が減少していくことによって、多種多様な更年期症状が出ます。更年期症状の中でも日常生活に支障を来すような症状を更年期障害と呼び、治療対象となります。

更年期症状・更年期障害

  • 血管運動神経症状:顔のほてり/のぼせ(ホットフラッシュ)/異常発汗/動悸/めまい

  • 精神神経症状:情緒不安/イライラ/抑うつ気分/不安感/不眠/頭重感

  • その他:腰痛/関節痛などの運動器障害/吐き気/食欲不振などの消化器症状/乾燥感/かゆみなどの皮膚粘膜症状および排尿障害/頻尿/性交障害/外陰部違和感


検査方法

血液検査で卵巣を刺激するFSHというホルモンの値を見ます。FSHが40mIU/mL以上で、エストロゲン(女性ホルモン)が20pg/mL以下であることが診断の目安になります。FSHが上昇していない場合、AMHの検査をすることがあります。


治療方法

HRT(ホルモン補充療法)

薬剤テープや内服薬を用いて、足りなくなっているホルモンを補う治療法です。


プラセンタ注射

色々な種類のアミノ酸を補うことで、更年期症状の改善を期待する治療法です。2日~1週間毎に治療することにより、様々な症状が緩和されます。ホルモン値を上昇させません。


エストリオール(E3)製剤、膣錠

HRTで用いる女性ホルモン(E2)よりも、働きの弱いホルモン剤を使う治療法です。

HRTと同様、更年期症状や骨粗鬆症治療、または閉経後の膣炎などに使用します。


エクエル

乳がんの術後など、合併症によりホルモン補充療法が行えない方にも、安全性が高いと言われている更年期症状のサプリメントです。(自費1か月4,320円)


生活改善

体重を5%程度減らすことによって、ホットフラッシュが改善するとの報告があります。

その他、「衣服を薄着にする」「冷たい飲食物をとり、熱い食物摂取をさける」「運動習慣」「太りすぎない」「たばこを吸わない」「アルコール、刺激物の摂取を控える」ことをおすすめします。

診療時間

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