「身体的な理由」「経済的な理由」により妊娠の継続を望まない場合、子宮や不妊症のリスクの少ないWHOが推奨する母体保護法に基づく中絶手術(全身麻酔)を行います。
費用
基本的に保険適応外です。
初診時
¥7500
術前採血
¥7500
術前処置
¥9380
手術当日(翌日診察代込み)
妊娠9週未満¥123,300、妊娠9週以降¥152780
中絶手術の流れ
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STEP.01
診察
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問診・内診にて超音波検査・説明・術前検査をします。
※当日の手術はできません。
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STEP.02
処置
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手術を安全に行うために、前日、子宮頸管にラミケンという柔らかいスポンジを留置し拡張します。
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STEP.03
手術
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静脈麻酔を行い、眠っている間に手術(WHOにて推奨されている吸引手術)を行います。手術時間は約5分です。
1~2時間ほど休んでから帰宅します。
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STEP.04
診察
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手術の翌日または翌々日に子宮の回復を確認するために術後検診を行います。
人工妊娠中絶の手術をお受けになるご本人とご家族へ
人工妊娠中絶は,母体保護法第 14 条に該当する場合に施行可能です。該当者は以下の通りです。
1.妊娠の継続または分娩が身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
2.暴行もしくは脅迫によってまたは抵抗もしくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの
配偶者(パートナー)の同意
上記の 1 項に関して本人および配偶者(未婚者はパートナー)の同意が必要です。
手術の時期
妊娠のごく初期の段階で妊娠継続を望まず人工妊娠中絶を希望されても、超音波検査で子宮内に胎たい囊のうが見えて子宮内妊娠であると診断がつくまで手術は致しません。逆に妊娠週数が進んでおり、胎児の大きさがある程度以上の場合には人工妊娠中絶の方法として手術は不可能となり、薬で中絶することになります。妊娠 22 週以降の人工妊娠中絶は認められておりません。
術前検査と結果の確認
安全な静脈麻酔と手術のために手術の前には下記の検査を行い、結果の異常の有無を調べておきます。
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血算
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感染症検査(梅毒・HIV・B型肝炎・C型肝炎)
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肝機能検査
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腎機能検査
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血液型
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電解質
手術の方法
手術は日帰りで行います。 前日または当日朝に細いスポンジを子宮頸管に入れて頸管拡張を行います。 手術時間は10~15 分程度で静脈麻酔で行います。 術後は、麻酔から覚めた後も合併症や異常所見の有無を観察します。問題がなければ、退院診察後に帰宅となります。
起こりうる合併症とその対策
- 1
妊娠した子宮は柔らかいため、子宮頸管拡張や流産手術の際、まれに子宮に穴が開くこと(子宮しきゅう穿孔せんこう)があります。子宮穿孔が確認されたときは、開腹手術など、輸血、子宮全摘、他臓器損傷の可能性があります。子宮穿孔により次の分娩が帝王切開になる可能性があります。また、まれに腸や膀胱等、他の臓器に穴を開けてしまう危険性があります。
- 2
静脈麻酔の際、呼吸抑制・血圧低下・ショック・誤ご嚥えんなどを起こすことがあります。その場合は必要な薬物を投与して、全身管理を行い安全を確保します。
- 3
まれに出血が多くなることがあります。子宮の収縮が不良の場合は、子宮収縮薬を投与し、また出血が多量の場合には輸血を行うこともあります。
- 4
術後に子宮内に感染を起こす可能性があります。下腹痛と発熱があれば、入院して抗菌薬で治療することがあります。
- 5
子宮内容物は十分除去しますが、それでもまれに組織が残ることがあります。このために出血が続くようであれば、残った組織を再手術で除去することがあります。
- 6
術後の検査や合併症の治療再手術の時は保険適応にはなりますが、追加費用がかかることをご了承お願いいたします。
術後の注意点
- 1
術後に強い下腹痛と発熱あるいは多量出血があれば、早めに再診してください。
- 2
術後、1 日目と2週間後に外来を受診していただき、術後の回復が順調かどうか診察します。
- 3
今後、希望しない妊娠をしないように、避妊の方法をお伝えします。
- 1
非常にまれですが、子宮内外同時妊娠のことがあり、その場合には手術後に子宮外妊娠の治療が必要となることがあります。
人工妊娠中絶手術をお受けになられる方へ
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お帰りの際はどなたかに付き添いをお願いしてください。難しい場合は、必ずタクシーでご帰宅ください。
-
喘息のある方は、手術前にお申し出下さい。
- 1
手術では静脈麻酔をかけますので、当日 0 時以降は絶食としてください。(お茶・お水のみ朝 5 時・10時まで可能です。)
- 2
喫煙により手術中に窒息する恐れがありますので手術 1 週間前から禁煙してください。
- 3
8 時 30 分・13 時 00 分に来院し、『手術同意書』を受付に提出して下さい。(この書類がないと処置できません)お会計は全納制です。妊娠 9 週未満は 121,000 円、9 週以降は 150,000 円です。(お会計には処 置料・薬剤料・看護料・リカバリールーム・外来再診料 1 回分が含まれます。尚、生命に関わる緊急事態などが発生した場合、その治療に要した諸経費を別途ご請求申し上げることもございますので、ご了承下さい。)
- 4
手術は麻酔を含めて 30 分ぐらいの予定です。手術後は麻酔の影響が残っていますのでリカバリールームで2,3時間休んでいただき、退院診察で問題ないことを確認してご帰宅となります。水分は術後 2 時間以降、食事は 4 時間以降から可能です。
- 5
ご帰宅後も麻酔の影響が残っていますので安静にしてください。
- 6
本日と明日は、シャワーはかまいませんが、入浴はしないで下さい。
- 7
本日は夕食後に抗生剤(レボフロキサシン)を内服してください。また、痛みが強いときにはロキソニンを服用してください。
- 8
手術当日の帰宅後より抗生剤(レボフロキサシン)と子宮収縮剤を内服してください。子宮収縮剤は収縮痛が強い場合中止してもかまいません。また、痛みが強いときにはロキソニンを服用してください。
- 9
翌日の術後検診で順調であれば普通の生活で問題ありません。
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口紅・ファンデーション等のお化粧はなさらないで下さい。また、マニキュア・付け爪・アクセサリー・コンタクトは手術の時にはずしてください。
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手術当日は月経程度の出血があります。出血が多いときにはクリニックまたは夜間緊急連絡先へご連絡ください。
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熱や咳の出る風邪をひいていると麻酔がかけられません。症状が治るまで手術日を延期します。
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手術同意書・ねまき(上は半袖で)・生理用ショーツ・夜用ナプキン(大)・バスタオルをお持ちください。
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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- 休診日日曜・祝日・土曜午後
- 当院は予約の方を優先して診療しています。
- 受付時間平日9:20~13:00、14:20〜18:00、土曜9:20~13:00
アクセス
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