栄養補助 サプリメント |
妊娠をするとより多くの栄養素が必要になります。妊娠する前から妊娠11週末まで、葉酸(0.4㎎/日) を食物やサプリメントで摂取しましょう。葉酸は細胞が増殖(分裂)する為のとても大切なビタミンです。 胎児は盛んに細胞分裂をする為、たくさんの葉酸を必要としますが、葉酸が不足してしまうと胎児の神経や脳が形成不全を起こし、二分脊椎や無脳症になってしまいます。また、葉酸はビタミンB6やB12とともにホモシステインという物質を代謝(解毒)し流産や早産、そのほかの妊娠合併症を予防する働きも示唆されています。 また、ビタミンDはカルシウムとともに骨を作りますが、そのほか、流産を予防する、胎盤を作る、妊娠高血圧症候群を予防する働きがあります。ほとんどの日本人女性で不足しています。妊娠中はバランスのとれた食事をこころがけ、不足分は栄養補助サプリを利用しましょう。 |
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出血や腹痛 |
生理2日目以上の出血や、持続的な腹痛がある場合は、予約外でも優先して診察しますので受診をしてください。 |
つわり |
8割の妊婦さんがつわりを経験します。妊娠14週頃までに半数の方が改善します。 |
運動、自転車や車移動 |
体調が良く妊娠が順調であれば、妊娠中は軽い運動をしましょう。妊婦さんの運動はウォーキングがおすすめです。人と話せるスピードで、体調がよければ1~2時間程ゆったりとした気持ちで行うのがおすすめです。運動をしていてしんどかったり、お腹が張るようであれば、安静を優先しましょう。他にはマタニティスイミングやマタニティヨガもおすすめですが、施設によって診断書が必要なところがあるのでご確認ください。お腹に負荷がかかるものや強度の高い運動、転倒のリスクのある運動はやめましょう。妊娠中はお腹が大きくなり、バランスがとりにくく、転倒の危険性があるため、自転車は乗らないようにしてください。歩いているだけで転倒する方もいます。また、自動車に乗るときはマタニティシートを使用し、お腹にシートベルトが当たらないようにしてください。 |
喫煙・受動喫煙 |
妊娠中の喫煙は早産、低体重児、胎児異常や乳幼児突然死症候群などのリスクがあります。また、受動喫煙も早産、低体重児のリスク因子となりますのでご夫婦とも、すぐに禁煙をしましょう。 |
食事 |
標準体重のかたの体重増加は1ヶ月1キロぐらいが目安ですが、つわりの時期は食べられるもので大丈夫です。塩分や甘いものは控えめに。 |
感染症対策 |
人混みを避け、手洗い、うがいを励行しましょう。妊娠中はコロナウイルスやインフルエンザが重症化しやすいため、感染症の流行状況を確認し、予防のためにワクチンを接種しましょう。また、のどの痛みや発熱などの症状を伴う劇症型A群溶連菌の感染は子宮内感染のリスクが高いため、感染が疑われる場合は内科を受診して検査をしましょう。 あらかじめ様々な感染症の抗体価を調べ、自分が気をつけるべき感染症の知識を得ておくことも大切です。 |
旅行 |
妊娠中はおなかの張りや出血など予期せぬ事態があり、またコロナウイルスの感染拡大のため、旅行はおすすめはしません。 |
ストレスと仕事 |
妊娠は母体にホルモン、免疫、循環等、劇的な変化をもたらします。ストレスを避け、無理のない生活を心がけてください。 |
薬 |
妊娠中、影響のない薬はたくさんありますので過度に神経質になる必要はありません。風邪や頭痛、便秘などは医師にご相談ください。 |
流産の可能性を指摘された場合 |
妊娠経過が順調である場合もあるため、流産の確定診断までは、禁酒や禁煙など妊娠中の生活をこころがけてください。 |
※出生前診断をご希望の方は、早めの週数(10週頃まで)にご相談ください。
※予定日が決まる妊娠8週頃までに分娩先を決めておいてください。当院では セミオープンシステム をおすすめしております。
※産婦人科医がお伝えしたいアドバイスを短いYoutube動画(ここをクリック)にまとめました。ご家族みなさんでご覧ください。(本動画は厚生労働省によって作成されました)
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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