投稿

現代女性と生理痛

2018.03.28

生理痛は当たり前なことではなく、我慢する必要はありません。漢方や痛み止めの飲み方、あるいはピルなどの治療法で良くなりますのでまずはご相談ください。

 

特にピルがおすすめです。ピルには子宮内膜症を予防する効果もあります。

 

おそらく人類が誕生してから何十万年もの間、飢餓状態が続いていたり、妊娠と授乳が多かったりで女性の生理(排卵)の回数は現代女性と比べてとても少なかったようです。しかし、ここ数十年で、食生活に困らなくなり、さらに、女性の社会進出と少子化により、生理(排卵)の回数は何十倍も増えました。これは人類の長い歴史からするとまさに一瞬の出来事で、この環境の変化に適応できず月経困難症や子宮内膜症が増加しました。

 

ピルは排卵を止めます。ピルは人工的で不自然だとなんとなく抵抗感を持たれるかもしれませんが、それは排卵の少なかった本来の女性に戻すことであり、むしろより自然な状態に近づける治療といえます。

 

月経困難症

月経困難症とは、月経に伴って起こる病的症状のことを言います。初経後2~3年より始まり、月経の初日および2日目頃の出血が多い時に症状が強くなることが多いです。

 

症状

下腹部の痛み(痙攣性・周期性)/腰痛/腹部膨満感/嘔気/頭痛/疲労/脱力感/食欲不振/いらいら/下痢/憂うつなどの症状があります。

 

原因

病的でない生理痛の原因として、経血の出口が狭い事や子宮が強く収縮する事などが考えられています。

一般的に、年齢とともに、または妊娠出産によって軽減することが多いですが、逆の場合もよくあります。

 

思春期の生理痛と内膜症

思春期の重い生理痛(月経痛)や、慢性的な骨盤痛の中には、原因として子宮内膜症の可能性があります。

症状のある思春期の女子に腹腔鏡手術を行った結果、世界的には25~73%に子宮内膜症病変が認めらています。

診療時間

診療時間
9:00~13:00
~13:00

  • 休診日日曜・祝日・土曜午後
  • 当院は予約制となります。予約が取れない場合はWEBまたはLINE予約で順番受付にて予約登録をしたうえでご受診ください。

アクセス

〒112-0001
東京都文京区白山5-36-9 白山麻の実ビル9F
都営三田線「白山」駅 A1出口より 徒歩1分
東京メトロ南北線「本駒込」駅より 徒歩5分
電話番号 050‐3160‐9020