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2018.03.28

卵巣のう腫が女性の生涯で発症する確率は5~7%程度と言われています。卵巣のう腫は、奇形腫、漿液性腺腫、粘液性腺腫などの腫瘍性のものと、チョコレートのう腫や機能性のう胞などの非腫瘍性のものに分けられます。

検査

超音波検査
卵巣のう腫の診断には超音波検査が有用です。画像をタイプ分類し、どんな種類か、良性か悪性かの判断をします。正診率は90%程度と言われています。
カラー・パルスドップラ法
悪性が疑われる場合などのう腫の血流に関する情報を得、良性か悪性かの診断をします。
腫瘍マーカー
CA125の他、数種類の項目を組み合わせます。
MRI
卵巣のう腫の診断において、MRIは非常に有用です。
骨盤内臓器である子宮や卵巣に対しては、CTよりもMRI検査がすぐれています。
造影MRIを行うことで、より良悪性の診断がしやすくなります。

治療

サイズが小さく、かつ良性と考えられる場合は、特に治療を行いません。腹病の原因となったり悪性化のリスクがあるため、3ヶ月毎に経過観察をします。良悪性がはっきりしない場合や、サイズが大きい場合などは、CA125などの腫瘍マーカー、超音波、カラー・パルスドップラ法、造影MRIなどで検査します。

悪性が疑われる場合や、長径6cm以上の場合は腹痛(茎捻転による腹痛、卵巣の壊死)などのリスクが高くなるので、手術を検討します。

診療時間

診療時間

  • 休診日日曜・祝日・土曜午後
  • 当院は予約の方を優先して診療しています。
  • 受付時間平日9:20~13:00、14:20〜18:00、土曜9:20~13:00

アクセス

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